Huaweiは、9月19日ドイツで「HUAWEI Mate 30/Mate 30 Pro」を発表しました。Mate 30 Proは4つカメラやKirin990搭載するなど、Mate 20シリーズよりもスペックアップしていますが、Google Playサービスは搭載しない模様です。
Mate 30 / Mate 30 Proのスペック
Mate 30 | Mate 30 Pro | |
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OS | Android 10 / EMUI 10 | |
SoC | HUAWEI Kirin 990 | |
ディスプレイ | 6.62インチ, OLED, 2340 x 1080 | 6.53インチ, Flex OLED, 2400 x 1176 |
RAM | 8GB | |
内部ストレージ | 128GB | 256GB |
アウトカメラ | 1600万画素 (広角, f/2.2) + 4000万画素(超広角, f/1.8) + 800万画素 (望遠, f/2.4, OIS), ISO204900 | 4000万画素 (広角, f/1.8) + 4000万画素(超広角, f/1.6, OIS) + 800万画素 (望遠, f/2.4, OIS), 3D Depth SensingISO409600 |
インカメラ | 2400万画素, f/2.0 | 3200万画素, f/2.0 |
バッテリー | 4,200mAh, Qi | 4,500mAh, Qi |
サイズ・重量 | 160.8 x 76.1 x 8.4 mm、196g | 158.1 x 73.1 x 8.8 mm、198g |
ネットワーク(4G) | FDD LTE: Bands 1/2/3/4/5/ 6/7/8/9/12/17/18/19/20/26/28/32/66, TDD LTE: Bands34/38/39/40/41 |
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Wi-Fiなど | 802.11 a/b/g/n/ac (wave2), Bluetooth 5.1, BLE, SBC, AAC, LDAC. |
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GPS | GPS (L1 + L5 dual band) / AGPS / Glonass / BeiDou / Galileo (E1 + E5a dual band) / QZSS (L1 + L5 dual band) | |
カラー | Space Silver, Emerald Green, Cosmic Purple, Black, Vegan Leather Forest Green(5G), Vegan Leather Orange(5G) | |
その他 | 画面内指紋認証、イヤホンジャック | 画面内指紋認証、顔認証、防水防塵(IP68) |
Android 10ベースのEMUI10を搭載していますが、Google Playサービスは非搭載となっています。
今回は5GモデルもMate 30とMate 30 Proの両方に搭載されており、5GモデルはKirin990 5G搭載で、カラーバリエーションにオレンジと、フォレストグリーンが追加されています。
価格
モデル | 価格 |
---|---|
Mate 30 | 799ユーロ(約95,415円) |
Mate 30 Pro | 1099ユーロ(約131,241円) |
Mate 30 Pro 5G | 1199ユーロ(約143,183円) |
PORSCHE DESIGN Mate 30 RS | 2095ユーロ(約250,294円) |
価格に関しては、フラッグシップなので高価格ではあるものの、想像の範囲内と言えるでしょう。
Goggle Playサービス非対応は痛い
AndroidベースのEMUIは搭載していますが、Google Playサービスには非対応となっています。中国ではそれでも問題ないかもしれませんが、日本や欧米諸国ではGoogle Playサービスが利用できないとそもそも話になりません。
GmailやGoogleマップをはじめ便利なサービスが利用できませんし、Google Play ストアが利用できないと有名なゲームアプリケーションなども使えないことになります。
Huawei独自のアプリストアを搭載するとはいえ、既存のHuaweiスマホユーザーが乗り換えるにしても、他社のスマホユーザーが乗り換えるにしても、そもそも買い替えの選択肢としておすすめはしづらいですね。
他のメーカーよりもより強力に5Gに対応したり、素晴らしいカメラを搭載していても、それを活かせる環境があってこそのスマートフォンなので、Google Play関連のサービスが利用できないのは、致命的な欠点になりそうです。
日本発売はどうなる?
先日、ドコモが5Gにおいて、Huawei製スマートフォンを採用しない方針であることが報じられています。
Mateシリーズはドコモでは取り扱われておらず、Mate 20 ProはSIMフリーとソフトバンクから取り扱われていました。Mate 10 Proに関しても同様であったので、Mate 30シリーズに関しても同様の流れが想定されますが、Google Playサービスに現時点では対応しないこともあり、発売されるかどうかは未知数です。
Mate 30とMate 30 Proの特徴
ラウンドディスプレイとカメラサークル

Mate 30 Pro
ディスプレイ部分のノッチはより細くなり、端はラウンドしたデザインになっています。カメラ部分は4つのカメラが円形に囲われており、P30 Proなどと同様にロゴが横向きに配置され、スタイリッシュなコンパクトデジタルカメラのようなデザインに。

Mate 30
Mate 30はフラットな有機ELディスプレイ。ちなみにイヤホンジャックもあります。
カメラはProが4つ
カメラはMate 30 Proは4つ搭載。超広角のカメラが4000万画素になり、望遠の800万画素とともに光学手ブレ補正に対応。3Dの深度計測カメラも搭載。
Mate 30はトリプルカメラで超広角が4000万画素になっています。
ワイヤレスチャージも

Mate 30 Pro
リバースチャージはもちろん、27WのワイヤレスHuawei Super Chargeにも対応し、ワイヤレスにおいても充電速度が早くなっています。(Mate 30/Mate 30 Pro)
その他にも色々
Mate 20 Xで対応していたM-penにも、Mate 30とMate 30 Proで対応。4096段階の筆圧検知にも対応しています。
画面に向けている目線の向きで、画面を回転させたり、Mate 30 ProではIP68の防水防塵に対応するほか、Huawei製のラップトップPCと連携し、PC上でスマホを操作しファイルの共有なども可能になる機能もあります。
PORSCHE DESIGNモデルも

Mate 30 RS
PORSCHE DESIGN HUAWEI Mate 30 RSも用意されています。Mate 30 Proがベースとなっており、革をうまく本体のデザインに融合させています。

Huawei通信の管理人です。
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